早稲田 | 2 | 2 – 0 0 – 0 |
0 | 周南公立 |
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(6分)浦部 美月 (27分)築地 育 |
得点 | |||
警告・退場 | (80分) | |||
11 | シュート | 4 | ||
6 | GK | 12 | ||
6 | CK | 2 | ||
5 | 直接FK | 5 | ||
0 | 間接FK | 3 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 近澤 澪菜 |
DF | 2 | 夏目 歩実 |
DF | 13 | 浦部 美月 |
DF | 15 | 田頭 花菜 |
MF | 7 | 三谷 和華奈 |
MF | 8 | 井上 萌 |
MF | 14 | 笠原 綺乃 |
MF | 19 | 築地 育 |
MF | 26 | 宗形 みなみ |
FW | 10 | 高橋 雛 |
FW | 11 | 吉野 真央 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 21 | 丸山 翔子 |
DF | 3 | 後藤 若葉 |
DF | 22 | 藤田 智里 |
DF | 28 | 小林 舞美 |
MF | 17 | 木南 花菜 |
MF | 18 | 白井 美羽 |
MF | 23 | 栗田 彩令 |
FW | 20 | 大森 美南 |
FW | 27 | 生田 七彩 |
分 | OUT | IN |
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45 | 築地 育 | 白井 美羽 |
56 | 笠原 綺乃 | 後藤 若葉 |
88 | 高橋 雛 | 生田 七彩 |
88 | 田頭 花菜 | 木南 花菜 |
この試合の戦評
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会2回戦が兵庫県みきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。対する相手はインカレ常連校の周南公立大学(旧:徳山大学)。ア女2022シーズンの集大成となる大会がついに始まる。目標であるインカレ優勝、今大会でア女にしかできない2連覇を成し遂げるべく、先週の皇后杯の敗戦からさらに積み上げてきた。ア女にとっての初戦の今試合。一昨年に経験した初戦の難しさを念頭に置き、1試合1試合目の前の相手に勝つことを意気込んで試合に臨む。全員で、勝利を掴み取る。
前半は相手ボールでキックオフ。4分、15田頭が相手の背後を取るロングボールに11吉野が抜け出すも、相手GKの飛び出しに阻まれる。続けて、8井上のロングフィードを11吉野が収め、得意のドリブルで前進。相手に当たったこぼれを拾った7三谷が右サイドからファーへのクロスを入れるが惜しくも中と合わない。26宗形がそのクロスボールを残し、8井上、15田頭へとパスが通る。15田頭がペナルティエリア外から放った鋭いシュートは相手DFにあたりコースが変化するもGKの好セーブに阻まれる。良い攻撃の流れからCKを獲得。8井上の精度の高いボールに13浦部が押し込み1-0とする。勢いに乗り追加点を奪いにいく。9分、テンポの良いビルドアップで13浦部から11吉野へ縦パスが刺さる。11吉野が自ら前を向き、抜け出す10髙橋へパス、相手DFにあたりCKを獲得。8井上のファーへのボールは混戦になるも最後はGKにキャッチされる。12分、バックパスをカットされショートカウンターを受けるも7三谷の献身的な守備で決定的なチャンスを与えない。その後も1近澤とDF陣を中心とした落ち着いた守備とビルドアップで、相手の攻撃の芽を摘み、チャンスを作り出す。19分19築地のロングフィードが7三谷へ渡る。7三谷が持ち運び、シュートを打つも、相手GKに阻まれる。27分、右サイドから左サイドに展開し、13浦部から26宗形へボールが渡る。26宗形がカットインからクロスをあげ、19築地がヘディングで合わせてゴール。待望の追加点で2-0とする。38分、15田頭のクリアを11吉野が収めて2人を置き去りにしてグランダーのクロスを上げる。26宗形が合わせるも相手GKに止められる。44分、左サイド14笠原のクロスに11吉野が飛び込むが相手にクリアされる。さらに突き放したいア女だったが、2-0のまま前半終了。
HTには、攻撃でビルドアップの位置や攻撃の流動性をもつことを、守備では、セカンドボールの回収を確認。2-0は逆転される可能性の高い点数であることを忘れずに、追加点を奪いにいこうと後半に臨む。また、19築地→18白井へ交代を行う。
後半はア女ボールでキックオフ。まだまだ追加点を狙いたいア女だが、相手に押し込まれる時間も増えてくる。48分には、相手にCKを与えるも、集中した守備でなんとか守り切る。ビルドアップでボールを保持しながらゴールを目指すものの、なかなか前線にボールが繋がらない。そんな中、56分に、14笠原→3後藤の交代を行う。怪我で長期離脱し、今シーズン一度も公式戦の舞台に立つことができていなかった3後藤がピッチに帰ってきた。正確なロングボールをうまく使いながら、ビルドアップを落ち着かせる。それでもなお、決定的なシーンを作れないア女。64分には、右サイドからゴール前にクロスを上げられるも、ここは1近澤がしっかりキャッチ。さらに69分、自陣でボールを奪われ、ゴール前の相手までボールを繋がれる。このピンチを2夏目が体を張って守り切り、なんとか失点は免れる。守備の時間も多くなり、相手のゴール前まで行くシーンを作れないア女だったが、71分、8井上のロングボールが右サイドの7三谷に通る。ファーにクロスをあげ、11吉野、26宗形が走り込むも、惜しくもうまく合わせられず。72分にも、再び7三谷からクロスが上がり、26宗形が走り込むも、あと一歩届かない。88分、15田頭→17木南、10髙橋→27生田の交代を行う。90+3分には、CKを獲得。8井上からファーに絶妙なボールが入り、11吉野が合わせるも、惜しくも得点ならず。両者譲らず拮抗した展開のまま2-0で試合終了。
初戦の難しさを実感し、課題もまだまだ出てきたものの、勝利して次に繋げることができた。細かい部分の修正を行い、中1日で行われる次の試合に備えていきたい。日本一に向けて一歩前進したア女はまだまだこの闘いを、強く、熱く、勝ち進んでいく。どこよりも長い冬に。早稲田の闘いはまだ始まったばかりだ。
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