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2022年 第31回全日本大学女子サッカー選手権大会 2回戦 vs周南公立大学

2022年12月26日(月) 11:00キックオフ @みきぼうパークひょうご第2球技場 vs周南公立大学
早稲田 2 2 – 0
0 – 0
0 周南公立
(6分)浦部 美月
(27分)築地 育
得点  
  警告・退場 (80分)
11 シュート 4
6 GK 12
6 CK 2
5 直接FK 5
0 間接FK 3
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 近澤 澪菜
DF 2 夏目 歩実
DF 13 浦部 美月
DF 15 田頭 花菜
MF 7 三谷 和華奈
MF 8 井上 萌
MF 14 笠原 綺乃
MF 19 築地 育
MF 26 宗形 みなみ
FW 10 高橋 雛
FW 11 吉野 真央
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 21 丸山 翔子
DF 3 後藤 若葉
DF 22 藤田 智里
DF 28 小林 舞美
MF 17 木南 花菜
MF 18 白井 美羽
MF 23 栗田 彩令
FW 20 大森 美南
FW 27 生田 七彩
選手交代
OUT IN
45 築地 育 白井 美羽
56 笠原 綺乃 後藤 若葉
88 高橋 雛 生田 七彩
88 田頭 花菜 木南 花菜

この試合の戦評

第31回全日本大学女子サッカー選手権大会2回戦が兵庫県みきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。対する相手はインカレ常連校の周南公立大学(旧:徳山大学)。ア女2022シーズンの集大成となる大会がついに始まる。目標であるインカレ優勝、今大会でア女にしかできない2連覇を成し遂げるべく、先週の皇后杯の敗戦からさらに積み上げてきた。ア女にとっての初戦の今試合。一昨年に経験した初戦の難しさを念頭に置き、1試合1試合目の前の相手に勝つことを意気込んで試合に臨む。全員で、勝利を掴み取る。

前半は相手ボールでキックオフ。4分、15田頭が相手の背後を取るロングボールに11吉野が抜け出すも、相手GKの飛び出しに阻まれる。続けて、8井上のロングフィードを11吉野が収め、得意のドリブルで前進。相手に当たったこぼれを拾った7三谷が右サイドからファーへのクロスを入れるが惜しくも中と合わない。26宗形がそのクロスボールを残し、8井上、15田頭へとパスが通る。15田頭がペナルティエリア外から放った鋭いシュートは相手DFにあたりコースが変化するもGKの好セーブに阻まれる。良い攻撃の流れからCKを獲得。8井上の精度の高いボールに13浦部が押し込み1-0とする。勢いに乗り追加点を奪いにいく。9分、テンポの良いビルドアップで13浦部から11吉野へ縦パスが刺さる。11吉野が自ら前を向き、抜け出す10髙橋へパス、相手DFにあたりCKを獲得。8井上のファーへのボールは混戦になるも最後はGKにキャッチされる。12分、バックパスをカットされショートカウンターを受けるも7三谷の献身的な守備で決定的なチャンスを与えない。その後も1近澤とDF陣を中心とした落ち着いた守備とビルドアップで、相手の攻撃の芽を摘み、チャンスを作り出す。19分19築地のロングフィードが7三谷へ渡る。7三谷が持ち運び、シュートを打つも、相手GKに阻まれる。27分、右サイドから左サイドに展開し、13浦部から26宗形へボールが渡る。26宗形がカットインからクロスをあげ、19築地がヘディングで合わせてゴール。待望の追加点で2-0とする。38分、15田頭のクリアを11吉野が収めて2人を置き去りにしてグランダーのクロスを上げる。26宗形が合わせるも相手GKに止められる。44分、左サイド14笠原のクロスに11吉野が飛び込むが相手にクリアされる。さらに突き放したいア女だったが、2-0のまま前半終了。

HTには、攻撃でビルドアップの位置や攻撃の流動性をもつことを、守備では、セカンドボールの回収を確認。2-0は逆転される可能性の高い点数であることを忘れずに、追加点を奪いにいこうと後半に臨む。また、19築地→18白井へ交代を行う。

後半はア女ボールでキックオフ。まだまだ追加点を狙いたいア女だが、相手に押し込まれる時間も増えてくる。48分には、相手にCKを与えるも、集中した守備でなんとか守り切る。ビルドアップでボールを保持しながらゴールを目指すものの、なかなか前線にボールが繋がらない。そんな中、56分に、14笠原→3後藤の交代を行う。怪我で長期離脱し、今シーズン一度も公式戦の舞台に立つことができていなかった3後藤がピッチに帰ってきた。正確なロングボールをうまく使いながら、ビルドアップを落ち着かせる。それでもなお、決定的なシーンを作れないア女。64分には、右サイドからゴール前にクロスを上げられるも、ここは1近澤がしっかりキャッチ。さらに69分、自陣でボールを奪われ、ゴール前の相手までボールを繋がれる。このピンチを2夏目が体を張って守り切り、なんとか失点は免れる。守備の時間も多くなり、相手のゴール前まで行くシーンを作れないア女だったが、71分、8井上のロングボールが右サイドの7三谷に通る。ファーにクロスをあげ、11吉野、26宗形が走り込むも、惜しくもうまく合わせられず。72分にも、再び7三谷からクロスが上がり、26宗形が走り込むも、あと一歩届かない。88分、15田頭→17木南、10髙橋→27生田の交代を行う。90+3分には、CKを獲得。8井上からファーに絶妙なボールが入り、11吉野が合わせるも、惜しくも得点ならず。両者譲らず拮抗した展開のまま2-0で試合終了。

初戦の難しさを実感し、課題もまだまだ出てきたものの、勝利して次に繋げることができた。細かい部分の修正を行い、中1日で行われる次の試合に備えていきたい。日本一に向けて一歩前進したア女はまだまだこの闘いを、強く、熱く、勝ち進んでいく。どこよりも長い冬に。早稲田の闘いはまだ始まったばかりだ。

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