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2022年 第31回全日本大学女子サッカー選手権大会 準々決勝 vs日本大学

2022年12月28日(水) 13:40キックオフ @みきぼうパークひょうご第2球技場 vs日本大学
早稲田 1 1 – 0
0 – 1
2 PK 3
1 日本
(10分)宗形 みなみ 得点 (46分)
  警告・退場 (52分)
17 シュート 5
9 GK 19
10 CK 1
1 直接FK 12
1 間接FK 3
1 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 近澤 澪菜
DF 2 夏目 歩実
DF 13 浦部 美月
DF 15 田頭 花菜
MF 7 三谷 和華奈
MF 8 井上 萌
MF 14 笠原 綺乃
MF 19 築地 育
MF 26 宗形 みなみ
FW 10 高橋 雛
FW 11 吉野 真央
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 21 丸山 翔子
DF 3 後藤 若葉
DF 22 藤田 智里
DF 28 小林 舞美
MF 17 木南 花菜
MF 18 白井 美羽
MF 23 栗田 彩令
FW 20 大森 美南
FW 27 生田 七彩
選手交代
OUT IN
62 田頭 花菜 後藤 若葉
76 笠原 綺乃 白井 美羽

この試合の戦評

第31回全日本大学女子サッカー選手権大会準々決勝が兵庫県みきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。対する相手は、去年の準々決勝と同じく日本大学。中1日という厳しい日程ではあるが、初戦で出た課題を確認し、自分たちにできる最大の準備は整えてきた。再び西が丘のピッチに立つために、チーム全員でこの試合に挑んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。序盤から果敢に攻撃を仕掛けるア女は3分、7三谷の縦へのドリブルからコーナーキックを獲得。8井上のボールに、大外で待ち受ける19築地が合わせて、シュートを狙うも惜しくもクロスバーを超える。5分、ゴール前で相手にFKを与えてしまうが、2夏目の体を張った守備で事なきを得る。8分、7三谷のキレのあるドリブルからクロスをあげるも相手DFにクリアされてしまう。その後も攻撃の手を緩めないア女。ボールを奪われても、素早い切り替えで直ちにボールを取り返す。すると10分、19築地の浮き玉パスに反応した11吉野が、ドリブルで右サイドを駆け上がり、中央にグラウンダーのクロスを入れる。26宗形がそのボールを右足で合わせ、待望の先制点を得る。1-0となる。その後ア女は、猛攻を続ける。15分、19築地を経由した素早いサイドチェンジから7三谷が力強いシュートを放つが、相手GKに弾かれる。続く19分、10髙橋から右サイドの7三谷にボールが渡ると、ドリブルで駆け上がり、豪快なシュートを放つも相手GKの好セーブに阻まれる。こぼれ球を11吉野が押し込むも、惜しくもオフサイドの判定。しかし、ア女はすぐに切り替えて、落ち着いてボールを回していく。26分、右サイドからクロスをあげられ、ヘディングで合わせられるも、2夏目が大きくクリア。DF陣を中心とした集中した守備で、相手の攻撃の芽を1つずつ摘んでいくア女。一進一退の攻防が続く。40分、自陣中央から相手にスルーパスを通され、フリーの選手にラストパスを送られてシュートを打たれるも、1近澤の冷静なキャッチによりピンチを防ぐ。その後も相手の時間帯が続くが、全員の献身的な守備により、ゴール前までボールを運ばせず、1-0で前半終了。

HTには、前線の選手の連動性の整理を行い、簡単に相手の裏を狙い、追加点を奪いに行くことを確認する。後半からさらに勢いづいてくるであろう相手に対して気を緩めずに後半に臨む。

後半は相手ボールでキックオフ。開始直後の46分、ロングボールのクリアを自陣で拾われ、そのままシュートを打たれて失点。1-1となる。前半から3人を交代し、勢いを持った相手に押される展開となる。しかし、流れが大きく変わったのは50分、11吉野がペナルティエリア内で相手に足をかけられて倒され、PKを獲得する。そしてこのプレーが「決定的な得点機会の阻止」と判断され、相手DFに対してレッドカードが提示される。その後、11吉野が蹴ったPKは相手GKに止められてしまい、勝ち越しゴールとはならない。62分、15田頭→3後藤の交代を行う。1人少ない相手に対して、試合は終始ア女ペースで進む。71分、CKのこぼれ球を26宗形が合わせ、ミドルシュートを放つが惜しくもゴール左隅に外れる。75分、8井上がロングシュートを放つが相手GKの好セーブに遭い、得点には至らない。76分、14笠原→18白井の交代を行う。その後もア女の猛攻は続く。85分、7三谷のクロスのこぼれ球に19築地が合わせるが右ポストに当たり、そのこぼれ球に反応した10髙橋が再びシュートを放つもクロスバーに嫌われる。92分には7三谷のクロスに11吉野が合わせるが、相手GKの好セーブに阻まれる。そのまま1-1で後半が終了。試合はPK戦へ突入する。

ア女は後攻でPK戦が始まる。3人目までは両チーム1人ずつ失敗、だが、4人目は相手が成功し、ア女は相手GKの好セーブに阻まれる。決められれば敗北が決まる相手5人目のPKは再び1近澤が意地のセーブを見せ、窮地を脱する。しかし、ア女5人目はまたも相手GKの好セーブに阻まれ、2-3で敗北となった。

先制点をあげるも後半序盤に追いつかれ、PK戦の末、無情にも準々決勝敗退。2022シーズン最後の試合となった。この1年間「競創」というスローガンを掲げ、苦しい時も下を向かず前を見続け、様々な壁を乗り越えてきた。これまで積み上げてきたものは確実にあっただけに、受け止めきれない現実を突きつけられた。

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