JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第12節 vs山梨学院大学

この試合の戦評

前節は産能大に3-1で勝利し、関東2部リーグの巻き返しを図る早稲田。今節の相手は、アミノバイタルカップでは勝利したものの、前期敗北を喫した山学大。今節は関東リーグ後期の開幕戦。必ず山学大に勝利し後期の戦いに弾みをつけたい。

前半開始早々からボールを保持し続ける早稲田。前半7分、30藤本のクロスを10植村がうまく合わせるが、惜しくも枠を外れる。続く前半10分、23成定のスルーパスから14山市がシュートを放つが、相手GKに阻まれる。前半16分、2森のクロスを18駒沢が合わせるが、相手DFに阻まれる。そして前半21分、早稲田が綺麗な連携を見せる。17本保のクロスを18駒沢が落とし、23成定がシュートを放つも、相手GKのファインセーブに阻まれ、得点を得ることができない。試合開始からボールを保持し続けている早稲田だが、決定機を決め切る事ができず、0-0のまま給水を迎える。給水明け、最初にチャンスを作ったのは山学大。前半27分、山学大がミドルシュートを放つも、21山田と30藤本の連携した守備でピンチを救う。前半29分、早稲田24伊勢の左足のクロスに14山市が頭で合わせるが、惜しくも枠を外れる。前半ATには、山学大にシュートを放たれるも、21山田のスーパーセーブで無失点に抑え、そのまま0-0で前半を終えた。

立ち上がりから10植村、24伊勢のダブルボランチを中心にボールを保持し続けた。中央からの攻撃だけではなくサイドを使いながら相手ゴールに迫った早稲田。チャンスは作り出せるもののなかなか得点には至らない。隙をつかれ、カウンターからピンチを迎えるも21山田のファインセーブで失点をゼロに抑えた。後半はチャンスをものにして勢いに乗りたい。

後半開始早々、試合が動く。後半1分、18駒沢の落としから14山市がシュートを放ち、見事にゴールネットを揺らす。勢いに乗った早稲田は攻撃を畳み掛ける。後半9分、14山市がファールを受け、FKを獲得。2森のFKは惜しくも相手DFにクリアされ追加点には至らない。山学大も切り替えの早いカウンターを中心に早稲田ゴールを脅かすが、21山田を中心に連携した守備でゴールを割らせない。後半33分、14山市のスルーパスから26鈴木がシュートを放つも、相手GKに阻まれる。その後早稲田が絶好の位置でFKを獲得。キッカー24伊勢のキックは惜しくも相手DFの壁に当たり得点には至らない。後半43分、次は2森のFKから4神橋が頭で合わせるが、相手GKのスーパーセーブで得点をすることができない。1-0で迎えた試合終了間際、一瞬の隙をつかれた早稲田は山学大にバイタルエリアでのシュートを許し、失点を喫す。ゴールとともに試合終了。

ラストワンプレーで失点を許し、勝ち点3を得る事ができなかった早稲田。終始ボールを保持し続け、完璧な試合運びをしていただけに、この引き分けは非常に苦しいものとなった。次節は、前期3-1で勝利した立教大。確実に勝ち点3を取り、昇格に向け一歩でも前進したい。

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