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2023年 第32回全日本大学女子サッカー選手権大会 準々決勝 vs日本大学

2023年12月28日(木) 14:00キックオフ @ヨドコウ桜スタジアム vs日本大学
早稲田 3 1 – 0
2 – 0
0 日本
(29分)崎岡 由真
(55分)オウンゴール
(75分)大山 愛笑
得点  
  警告・退場  
10 シュート 2
9 GK 10
4 CK 2
3 直接FK 7
3 間接FK 0
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 石田 心菜
DF 2 夏目 歩実
DF 3 後藤 若葉
DF 5 田頭 花菜
DF 6 浦部 美月
MF 7 笠原 綺乃
MF 9 三谷 和華奈
MF 10 築地 育
MF 30 大山 愛笑
FW 26 千葉 梨々花
FW 28 崎岡 由真
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 丸山 翔子
DF 4 堀内 璃子
DF 13 木南 花菜
DF 17 藤田 智里
DF 25 杉山 遥菜
MF 8 白井 美羽
MF 18 栗田 彩令
MF 27 新井 みゆき
FW 14 生田 七彩
選手交代
OUT IN
74 千葉 梨々花 白井 美羽
78 三谷 和華奈 新井 みゆき
78 崎岡 由真 生田 七彩

この試合の戦評

第32回全日本大学女子サッカー選手権大会準々決勝がヨドコウ桜スタジアムで行われた。対する相手は日本大学。3年連続準々決勝で当たるという、両校の間に運命すら感じる宿敵である。昨シーズンの敗戦が頭をよぎり選手の間にも緊張感が漂うなか、これまで積み上げてきたものを信じ、「早稲田らしさ」を体現することを胸に、ア女の戦いが幕をあける。

前半はア女ボールでキックオフ。開始早々、スローインから相手陣内に押し込む展開が続くが、ゴールに迫ることはできない。6分、混戦のなか左サイドからゴール前へボールをあげられるが、1石田が飛び出ししっかりキャッチをする。12分、10築地のロングフィードから6浦部と30大山のワンツーで左サイドを崩し、逆サイドから走り込んできた9三谷にクロスをあげるものの、相手DFに阻まれる。19分には、左サイドで相手にFKを与えてしまい、良いボールがゴール前に放り込まれるが、両者共に触ることなくゴールラインを割りピンチを免れる。10築地の強みであるロングフィードを活かしながら、両サイドの6浦部、9三谷がチャンスを演出。攻守ともに主導権を握るなか、29分、右サイドでボールを奪取した7笠原が中央の30大山へパスを繋ぐ。さらに奥を走っていた28﨑岡へと繋ぎ、GKとの一対一を冷静に決め切り、待望の先制点を獲得。1-0とする。40分、9三谷、26千葉のコンビネーションで右サイドを打開し、9三谷がクロスをあげる。中で待っていた6浦部が体勢を崩しながら上手く合わせるものの、惜しくもGKの正面。43分、右サイドからカットインされ、ゴール前に走り込んだ選手にパスを通されるものの、5田頭が対応し決定機にさせない。前半終了間際、右サイドから低い球のFKが放り込まれるものの、9三谷がしっかりと弾き難を逃れる。その後、スローインから自陣に押し込まれる形が続くが、全員が集中を切らさずにゴールを守り切り、1-0で前半を終える。

HTには、両サイドのポジションの変更に加え、相手の狙いである対角へのロングボールへの警戒と、その対応策を全体で共有した。また、改めて0-0の気持ちで臨むよう、全員で気持ちを引き締めなおして後半に挑んだ。

後半は相手ボールでキックオフ。相手陣内に押し込むような試合の入りができたが、攻め切ることができない。50分、左サイドの良い位置で相手にFKを与えてしまう。折り返されたボールを相手に合わせられるものの、5田頭のゴールカバーで守り、溢れたボールも10築地が体を投げ出しながらなんとか弾き出す。相手の決定機を一人一人が体を張ってゴールを割らせない。そして、55分、右サイドでボールを受けた30大山が、ゴール前へ抜け出した28﨑岡へ絶妙なパスを狙う。そのボールを相手DFに触られるものの、GKと入れ替わる形でそのままゴールへ。オウンゴールによる得点で、追加点を獲得し2-0とする。両校、攻守ともに主導権を譲らない試合展開を繰り広げ、一瞬たりとも気を抜けない雰囲気が会場に漂う。61分、3後藤の相手の隙をつくロングボールが6浦部につながり、そのままゴール前へクロスをあげるが、中に走り込む選手がおらず惜しくも合わない。70分、右サイドへ展開され、そのまま縦に突破されシュートまでいかれるが、1石田がしっかりキャッチをする。74分、26千葉→8白井の交代を行う。75分、右サイドでボールを持った28﨑岡から30大山へと繋ぎ、自らドリブルで運んで放ったシュートはサイドネットを揺らし3-0。78分、28﨑岡→14生田、9三谷→27新井の交代を行う。87分、相手のCKからニアに早いボールが入れられるものの、3後藤がしっかりと対応し得点を与えない。最後まで攻守にわたり手を緩めず集中し続け、3-0で試合終了。

「勝って西が丘の舞台で闘う」「東伏見で待つ仲間のために闘う」「一試合でも長くこのチームで闘いたい」
この想いが、わたしたち一人一人の心と体を奮い立たせ、「誇りを持って闘う」ことができた。しかし、わたしたちはまだ未完成で克服すべき課題がある。残りの二試合でより成長できるよう、慢心せず、明日から前に進んでいきたい。そして、熱い戦いを繰り広げてくれた、大阪体育大学、日本大学のためにも、わたしたちは「優勝」を目指す責任があることも、忘れてはいけない。

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