JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第15節 vs國學院⼤學

この試合の戦評

関東大学サッカーリーグ2部の前節、3位の早稲田は勝ち点3差の4位拓殖大に勝利し、4位との勝ち点差を6とした。中2日で迎えた今節、勝ち点3差の1位法政大、1差の2位駒澤大を追いかけ、4位拓殖大を突き放すために絶対に負けられない戦いが続く。

前半開始早々、11本保が抜け出し、グラウンダーのクロスを上げるが、惜しくも國學院大DFにスライディングで阻まれる。前半4分、國學院大ゴール近くでボールを奪い、コーナーキックを獲得する。前半初めの時間、早稲田がボールを握る展開が続く。前半20分、8谷村がサイド裏に抜け出し、マイナスのパスに反応した7西がダイレクトでシュートを放つも、惜しくもゴール右に外れる。前半27分、國學院大がカウンターを仕掛けるが、3増田のカバーリングによってシュートまで持ち込ませない。依然としてボールを握る時間が続くが、なかなか大きなチャンスを作ることができない。國學院大の堅い守備に苦戦し、シュートで完結することができない。國學院大は守備時、ハーフライン辺りまで引いてセットして守ってくるため、スペースが狭く思うように攻撃することができない。前半41分、ハーフラインより少し前でボールを失い、裏へパスを送られるが、30尾崎がそのパスに先に反応し、チャンスを作らせない。前半45分、コーナーキックから18伊藤猛が合わせるも、國學院大DFに当たりゴールを奪うことができない。

早稲田は前半、ボールを握る時間が続いたが、引いて守る國學院大相手になかなか崩すことができなかった。一方、國學院大はボールを奪取すると即時カウンターを狙ってきた。後半は、前半の守備の集中力を維持し、攻撃ではよりアグレッシブに攻め、シュートを多く打っていきたい。

後半3分、相手のクロスから際どいボールが送られるが、12野田がクリアする。後半5分、11本保がサイドを崩し、仕掛けたこぼれ球に反応した9鈴木がシュートを放つも國學院大DFに阻まれる。そのこぼれ球を18伊藤猛がボレーシュートを打つもゴール上に外れる。後半9分、デザインされたコーナーキックからフリーの11本保が足を振るがミートすることができない。早稲田は11本保を中心にサイドから攻めるが、ゴールを割ることができない。その後、膠着した時間が続く。後半21分、不運な形でボールがこぼれ、キーパーと1対1になるが、21海本が足でセーブする。そのこぼれ球を打たれるがゴールカバーに入った30尾崎がシュートコースに入り、ゴールを割らせない。後半23分、國學院大のフリーキックからヘディングで合わせられるが21海本がセーブする。早稲田はボールを握るが、ゴール前に侵入することができない。後半30分、國學院大にクロスを上げられ、頭で逸らされるが、ゴール右に流れる。後半34分、ゴールエリア横に抜け出した2佐々木がクロスを上げるも國學院大DFにクリアされる。後半35分、20久米がクロスを上げるもあと一歩のところでクリアされ、合わせることができない。後半39分、サイドの混戦からペナルティエリアに侵入されシュートを許し、國學院大に先制点を許す。後半45+5分、ゴール前に放り込んだロングボールを18伊藤猛が逸らし、5佐久間が頭でシュートを放つが國學院大GKにセーブされる。

早稲田は前半から主導権を握るもゴールを仕留めることができなかった。後半途中までスコアレスのまま行ってしまい、相手のペースになった時間に決勝点を許してしまった。次節は3連戦最後の一戦、山学大戦。勝利で3連戦を締めくくり、逆転での優勝に向け勢いをつけたい。

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