JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第17節 vs関東学院⼤学

この試合の戦評

前節、山学大相手に4-0で勝利し、攻守で試合を支配することができた早稲田。今節の関東大戦も前節の流れに乗って、1部昇格を果たすために勝ち点3を掴みたい。

前半2分、関東大の連動した攻撃で左サイドを突破されるも、早稲田7西の落ち着いた対応でチャンスを与えない。そこから立て続けに関東大がクロスボールを入れてくるが、21海本を中心にゴール前で堅いブロックを作り、決定機を作らせない。前半5分、再び左サイドを突破され関東大にグラウンダーのクロスを入れられるも、4石井がスライディングでクリアする。その後も関東大にボールを保持される時間が続くが、早稲田は集中した守備からカウンターを狙い続ける。前半17分、左サイドを抜け出した27伊藤稜がマイナスにクロスをあげるも、関東大にクリアされる。前半29分、関東大に立て続けにシュートを打たれるも、4石井と30尾崎が体を張った守備で跳ね返す。前半32分、関東大の裏抜けからペナルティエリアに侵入されるも、4石井の粘り強い守備でシュートを打たせない。前半33分、29山田皓のスライディングで溢れたボールを18伊藤猛が回収し、ハーフラインからロングシュートを放つも、惜しくも枠を外れる。前半34分、関東大に押し込まれる中、クリアボールを拾われミドルシュートを打たれるが、枠を外れる。試合が動いたのは前半45+3分。関東大のバックパスをカットした18伊藤猛がゴールキーパーに倒され、PKを獲得。それを自ら得点し1-0で前半終了。

前半は関東大にボールを持たれる展開が多く、守備の時間が長く続いた。その中で4石井を中心に堅いブロックで関東大に決定機を与えることなく、終盤に先制点を挙げることができた。後半は交代選手をうまく起用してさらに追加点を狙いたい。

後半の立ち上がりは、ギアを上げた早稲田が押し込む展開になる。後半4分、ペナルティエリア付近で獲得したフリーキックを27伊藤稜が鋭いボールを入れるも、関東大にクリアされる。その後も24高橋作が自ら右サイドを突破し柔らかいクロスをあげるも、18伊藤猛には惜しくも合わない。後半11分、早稲田のビルドアップを奪った関東大19にドリブルで運ばれて放ったミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、失点を許す。その後は両者共に譲らず拮抗した展開が続く。後半26分、関東大のビルドアップからシュートを打たれるも、21海本が片手のビックセーブからコーナーに持ち込む。そのコーナーキックのこぼれ球を関東大にフリーでシュートを打たれるも、またしても21海本が片手で弾く。さらに後半29分、関東大にテンポの良い崩しで一気にゴール前まで前進され、シュートを打たれるもクロスバーに直撃する。押し返したい早稲田は、交代で入った14森田、11本保を中心に攻撃に流れをもたらす。後半31分、11本保の華麗なダブルタッチから左サイドを突破し、マイナスの18伊藤猛に合わせるも、ミートしきれず枠を外れる。さらに後半33分、ボールを奪い前進する11本保が味方を使いながら抜け出し、クロスをあげるも関東大にクリアされる。ここから早稲田は一気に関東大ゴールを脅かし続ける。そして迎えた後半45+2分、11本保の縦突破からパスを受けた14森田が左足でゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功する。そのまま2-1で試合終了。

難しい時間が続いた中、堅い守備と交代選手の躍動で貴重な勝ち点3を掴むことができた。しかしチームとしての課題はまだ残されており、2部優勝、1部昇格のためにより強いチームを目指して次節の東農大戦に備えたい。

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