JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第22節 vs神奈川⼤学

この試合の戦評

関東大学サッカーリーグ2部最終節、相手は神奈川大。別会場では勝ち点3差で追いかける首位の法政大、2位の駒澤大の直接対決。勝てば1部昇格の可能性が大きくある。勝利が昇格へ絶対条件の早稲田は目の前の試合に集中し、勝利を収めたい。

前半4分、神奈川大のフリーキックはゴール上に外れる。以降、神奈川大がボールを握りパスを回して攻めてくるが、早稲田はゴール前の集中した守備でチャンスを作らせない。前半19分、早稲田10山市が20久米にパスを差し、そのままターンしてシュートを放つが相手DFにブロックされる。前半途中、互いに拮抗した展開が続く。前半26分、ゴールエリア横で14森田が抜け出しクロスを上げ、20久米がヘディングで合わせるもわずかにゴール横に逸れる。早稲田はテンポ良くパスを回し、ボールを握る。前半34分、神奈川大のコーナーキックで、ニアにグラウンダーのボールを上げられるも、20久米がクリアする。神奈川大はセンターバックを起点にパスを差してくる。早稲田はそのパスに対して強くプレッシャーをかけ、ボールを前に運ばせない。一方、早稲田は攻撃でなかなかボールを繋ぐことができず、シュートまで持っていくことができない。両チームが互いに攻撃をシャットアウトし、シュートを打たせない。前半44分、10山市が鋭いスルーパスを出すも相手DFに触られ、惜しくもパスが通らない。前半45+1分、10山市のワンタッチの縦パスを受けた11本保が振り向きざまにシュートを放つもゴール上に外れる。

前半、互いに組織的な守備で中盤の攻防が続き、決定的なチャンスはなかった。早稲田一丸となって、交代選手を含んだ全員でゴールをこじ開け、勝利を手にしたい。

後半6分、右サイドの早稲田7西のクロスから14森田が合わせるも当たりきらず、ゴール左に逸れる。後半10分、30尾崎のフィードから20久米が抜け出しコーナーキックを獲得する。そのコーナーキックは相手に弾かれる。後半12分、神奈川大に左サイドからカットインされシュートを放たれるが、ゴールポストに救われる。後半13分、神奈川大のコーナーキックが直接ゴールに向かってくるが、21海本がパンチングでかき出す。球際の激しい奪い合いが繰り広げられる。後半18分、相手ゴール前で怒涛の攻撃を仕掛けるが、中央を堅く守られ、シュートまでは持っていけない。後半19分、30尾崎がミドルシュートを放つが相手GKにセーブされる。後半24分、6柏木のクロスから10山市が胸トラップで抜け出し、冷静に流し込んで先制する。後半28分、6柏木のスルーパスに11本保が抜け出し、ゴール左に流し込んで追加点を挙げる。後半、10山市を中心に集中力を保ち、相手にプレッシャーをかけ続ける。ゴール前でも堅い守備でチャンスを作らせない。後半43分、相手に裏に抜け出されキーパーと一対一になるが、21海本が咄嗟の反応でループシュートをセーブする。最後まで集中して守り通し、試合は2-0で勝利。一部昇格を決めた。

今節を持って関東大学サッカーリーグ2部全日程を終了した。開幕前に2部優勝、1部昇格を掲げて挑んだ今シーズン。優勝とはならなかったが、チームを引っ張ってきた4年生の2人のゴールで念願の1部昇格を掴み取った。来シーズンは4年生の思い、そして紡がれてきた歴史を背負い1部で戦っていく。

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