2016年 第30回関東大学女子サッカーリーグ 第1節 vs帝京平成大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ、通称関カレが開幕した。1月に行われる全日本大学女子サッカー選手権大会、通称インカレの出場権を得ること、さらに関カレとインカレの連覇に向けて大事な初戦を迎えた。開幕戦の相手は帝京平成大学。昨年度2部で2位、今年1部に昇格してきた勢いのあるチームである。初めての対戦という事もありどのような試合展開になるか注目の一戦であった。

駒沢陸上競技場という素晴らしいピッチ、また比較的涼しい天候の中での試合は、相手のキックオフで始まる。立ち上がりからア女らしいサッカーを展開する。前半9分、右サイドの平國のクロスに柳澤がダイレクトシュートで合わせるも、ゴールポストに阻まれる。その後も前半にコーナーキック7本とチャンスが多くあったもののなかなか得点に繋げることができない。すると、徐々に相手に押し込まれる時間も増え、一進一退の攻防が続くが、16木付のスーパーセーブやDF陣の体を張ったディフェンスによって相手の猛攻を凌ぎ失点を0に抑える。立ち上がりは良かったものの、チャンスをものにすることができず悪い流れとなり、前半を0-0で折り返す。

ハーフタイムには前半の反省点と後半に向けてもっと泥臭くゴールを狙いに行くことを再確認し、後半に臨んだ。

後半も立ち上がりから得点を狙い仕掛けるア女であったが、相手の前線からのハードワークを前に、なかなかシュートまでいくことができない。また、相手のセットプレーや素早いカウンターで何度もゴールを脅かされるものの、GK16木付のスーパーセーブと、DF陣の安定したチャレンジ&カバーによりなんとかしのぐ。流れを変えたいア女は、後半27分に6柳澤→28山田仁の交代、MFに代えてFWを投入し、ゴールを狙いに行く。すると後半37分、28山田仁からパスを受けた10中村がループで相手GKの頭を越し、ゴール。1-0とリードする。その後、後半40分に8中井→31高瀬、後半44分には26大井→23安部の交代を行う。そして1点リードしたまま試合終了。

関カレ開幕戦を苦しみながらも勝利で終えることができた。次戦は水曜日の大東文化大学との試合。中2日での試合という厳しい日程ではあるが、今日の試合の反省を踏まえながら、次戦も勝利を収めるため、全員でいい準備をしていきたい。

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