2016年 第30回関東大学女子サッカーリーグ 第2節 vs大東文化大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ第2節。次なる相手は大東文化大学。今年から1部に昇格し、とてもスピーディーな攻撃を仕掛けてくるチームである。開幕戦では帝京平成大学に1-0と苦しみながらも勝利を収めたア女。中2日の試合ではあるが前節の反省を活かし、早い時間帯での先制点を奪うために立ち上がりからアグレッシブなサッカーを展開することを心掛け試合に臨んだ。

試合は立ち上がり早々ア女にチャンスが訪れる。前半1分、6柳澤のコーナーキックに4三浦が頭で合わせるも惜しくもクロスバーに阻まれ得点にはならず。それで勢いに乗ることができたア女は主導権を握り、相手ゴールに襲いかかる。前半19分には右サイドを抜けだした9平國のシュートのこぼれ球に26大井が反応。ダイレクトでシュートを放つもわずかに枠をとらえきれない。前半にア女が放ったシュートは計12本。それに対し相手のシュート数は1本と内容では圧倒できているが、完全に相手DFに守りきられてしまう。なかなか得点に繋げることができず、前節と同じような試合展開に苦しむ。幾度か自分達のミスからカウンターを食らいピンチを招くが、DF陣の体を張った守備によってシュートまでは行かせない。チャンスをものにできず前半を0-0で折り返す。

ハーフタイムには、攻撃のバリエーションを増やすことや、一つ飛ばしのパスでリズムを変えることなどを再確認し、また、6柳澤→28山田仁の交代を行い後半に臨んだ。前半シュートを12本打ちながらも、得点することができなかったア女は、後半の立ち上がりから積極的に得点を狙いに行く。すると後半3分、ゴール前の混戦から、平國の落としを河野がダイレクトで豪快なシュートを放つ。ボールはネットに鋭く突き刺さりゴール。1-0とリードする。追加点を狙いに行くア女であったが、なかなか奪うことはできず、後半18分には9平國→19宮沢の交代を行う。しかし、相手の選手交代やポジションチェンジにより苦戦を強いられる。そこで､流れを変えるため後半34分に10中村→23安部の交代を行うが、その後も一進一退の攻防が続く。後半の終盤には相手のパワープレーにより何度かピンチを迎えるが、DF陣の安定した守備と集中力により、相手に得点を許さない。そして、1-0のまま試合終了。関カレ2戦目も無失点勝利を収めた。

次は日曜日の東洋大学戦。東洋大学は今年から一部に上がったチームであり、着々と力をつけてきていると言える。しかしどんな相手であれ、ア女のサッカーを貫き必ず勝利を収めたい。引き続き厳しい日程となるが、練習の中できちんと調整を行い、万全の状態で臨みたい。

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