2017年 第23回関東女子サッカーリーグ 第14節 vs浦和レッズレディースユース

この試合の戦評

関東リーグ最終節。対する相手は浦和レッズレディースユース。ア女にとっては、関東リーグ9連覇をかけた一戦である。ア女には相手チームのOGも数名おり、OGとして、さらには大学生としての意地の見せ所である。今年最後の東伏見での公式戦、ア女らしいプレーでしっかり勝つという気持ちで試合に臨む。

試合はア女ボールでキックオフ。開始早々2分、左サイドからの17大井の突破によりCKを獲得。得点には至らなかったが、早い時間帯で得点の匂いを漂わせる。その後も、ア女らしくフィジカルの強さで相手陣地に攻め混む。一方、相手もア女のパスミスを拾うと、速いカウンター攻撃を仕掛けてくる。12分には、ペナルティーエリア付近でFKを与えてしまうが、1木付の好セーブによって失点を免れる。15分には大きなチャンスを迎える。左サイドから持ち込んだ7河野の絶妙なスルーパスに、逆サイド29冨田が反応。相手の予想を裏切る落としを受けた27村上がシュートを放つも、相手DFに阻まれる。その後も攻撃の手を緩めないア女。しかし攻めてはいるももの、なかなかゴールを割ることが出来ない。すると、20分に試合は動く。右サイドでの29冨田、10中村、3奥川の流れるようなパスワークで相手を翻弄。フィニッシュは3奥川のクロスに7河野がゴール前で確実に合わせゴール。1-0とする。ア女はこの得点でさらに勢いに乗る。追加点を狙い、攻撃に人数をかける。しかし32分、ア女のパスが審判に跳ね返り相手ボールに。うまくスルーパスを通され、DF陣が必死に対応するも失点。この得点で試合は相手ペースへと変わり、苦しい時間帯が続く。しかし相手チームのOGでもある4三浦を中心に、身体を張った守備が光り、そのまま1-1で前半終了。

ハーフタイムには17大井→11熊谷の交代を行う。後半は、前半よりタッチ数が少なく、攻守の切り替えが速いア女。10分には6柳澤→9平國の交代を行い、さらにサイド攻撃に力を入れる。そして迎えた12分、左サイドの混戦から抜け出した10中村の精巧なクロスに、7河野が頭で合わせ、2-1とする。さらなる追加点を目指し、ア女の強みであるサイド攻撃を中心にゴールを狙い続ける。後半29分頃は相手の怒濤の攻撃により、ヒヤリとする場面が続くもDF陣の身体を張った守備、GKのナイスセーブで九死に一生を得る。そして35分頃には再びア女の攻撃ラッシュを迎え、後半37分、5松原のCKの混戦から27村上が泥臭く押し込みゴール。3-1とする。41分には、7河野→19山田仁の交代を行う。そして試合終了間際、19山田仁のスルーパスに反応した27村上が、逆サイドネットに精鋭なシュートを放ちゴール。4-1と点差を広げる。44分には、10中村→8中井の交代を行う。4-1で試合終了。

関東リーグ9連覇を自らの勝利によって手にすることが出来た。しかし、決して気を緩めることなく次のインカレに向けて、自分たちに足りないところや改善すべき点を残りの時間でしっかり修正していきたい。そして、インカレ3連覇を果たすための最高の準備をしていきたい。

この試合の写真一覧

画像をクリックして拡大画像をご覧ください。（拡大画像をクリックすると元に戻ります）