JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第5節 vs駒澤大学

この試合の戦評

GW3連戦の3試合目。相手は3連勝と勢いに乗っている駒澤大学。ロングボールを主体とし、個々のフィジカルが非常に高く、今までの相手とは異なるサッカーをしてくる相手に対して原点に立ち返り、球際、攻守切り替えという「闘う」部分を問われる一戦であった。

前半立ち上がり、やはり相手のロングボールに苦戦する展開となった。駒澤大のFWの9と11に収められ、自陣に押し込まれる。逆に早稲田はコーナーキックからのトリックプレーで10山本がシュートを放つも、惜しくも相手GKの正面。その後も相手の早いプレッシャーに苦戦しなかなかボールを前に運ぶことができず、逆に奪われてロングボールを早稲田DFラインの背後に蹴られて押し込まれる。そして前半17分、20分と立て続けに失点を喫してしまう。2失点ともクロスに対応できず駒澤大9と31に合わせられてしまった。今期初めて2点を追いかける苦しい展開。失点後もなかなか相手ゴールに迫ることができず、逆に駒澤大は得点後もシンプルにロングボールを蹴り込んでセカンドボールを拾い、サイドからのアーリークロスで早稲田ゴールに襲いかかる。しかし早稲田も5杉山や4鍬先などの粘り強い守備で追加点は取らせない。終盤には7相馬や29岡田がシュートを放ち、少しづつ良い形を作るも無得点のまま前半が終了した。

後半は徐々に早稲田が駒澤大のサッカーに慣れはじめ、攻撃の回数が増えてくる。しかし、攻撃の組み立て時にボールを奪われショートカウンターを仕掛けられたり、相手バイタルエリアで攻めきることができずに奪われロングカウンターを仕掛けられたりとなかなか攻撃が噛み合わない。それでも前線で9武田が裏に流れて起点となり、11相馬、6冨田、29岡田の3人の連携での突破や、途中出場の25神山のスピードを活かした突破などで相手陣地に押し込む。コーナーキックやフリーキックを多く獲得するも、そこから得点を奪うことができず、そのまま試合終了。5戦目にして初の黒星を喫することとなった。

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