2018年 第32回関東大学女子サッカーリーグ 第9節 vs日本体育大学

この試合の戦評

関カレ最終節。対する相手は日本体育大学。関カレでは去年も一昨年も敗れている相手である。今年こそは勝ち、関カレ最終節を良い形で締めるべく、全員が気持ちを入れて試合に臨む。

試合はア女ボールでキックオフ。立ち上がりはア女ペース。相手陣地に勢いよく攻め込み、高い位置での猛攻を続ける。しかし、猛攻を続けること6分、カウンターを喰らいクロスを上げられ失点。0-1となる。この失点により焦りが生まれるア女。球際では激しく当たり、セカンドボールもほとんど拾う。裏のスペースを狙いボールを出すが、相手の守備も固い。11分には11熊谷が遠くから迫力のあるシュートを放つがゴールならず。ア女のペースになったかと思いきや、一瞬の隙を狙われてカウンターを取られる。同点ゴールを奪えず、バタバタと苦しい時間帯が続く。相手陣地でのフリーキックを幾度も獲得するが、ゴールに押し込むことが出来ない。コーナーキックやフリーキック等ア女の得意とするセットプレーで相手のゴールを脅かす。そして迎えた39分、右サイドからの攻撃で中へ折り返す。パスを受けた9山田仁がゴール右下に鋭いシュートを決めゴール。待望の同点ゴールを奪う。その後もサイド攻撃を中心に追い越しゴールを狙う。幾度もチャンスを作るが、1-1のまま前半終了。

ハーフタイムには、引き続きサイド攻撃を活かしていくことや、戦術の確認をし後半に臨む。前半序盤は相手に持たれる時間が続く。立て続けにゴール前でのフリーキックやコーナーキックを与えてしまうが、全員の身体を張った守備によって失点を防ぐ。カウンターを狙うが、相手の攻守の切り替えは早く、シュートまでいくことが出来ない。徐々にア女ペースになり、積極的にサイド攻撃を仕掛ける。58分には右サイドから崩し、11熊谷の落としをダイレクトで豪快なミドルシュートを放つが、惜しくもゴールキーパーに弾かれる。その後もサイド攻撃を中心に攻撃を仕掛けるア女だが、相手の戻りも早く、ゴール前では数的不利な状況が生まれる。63分、相手陣地でボールを奪った11熊谷が相手を交わし、華麗なロングシュートを放つが惜しくも枠外。70分には、9山田仁→17松本の交代を行う。85分、5安部→33蔵田の交代を行う。しばらくは両チーム大きなチャンスやピンチもなく、拮抗した時間帯が続く。何としてでも追い越しゴールを奪いたいア女。ボールを奪っては果敢に相手陣地へと攻め込むが、ゴールまでが遠い。追加点を奪うことは出来ず1-1のまま試合終了。

関カレを2位で終えたア女。大会を通してア女の強みや課題が浮き彫りになった。インカレではア女の強さを体現出来るよう、日々の練習にリアリティーとこだわりをもって取り組み、日本一に相応しいチーム作りをしていきたい。

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