2019年 第25回関東女子サッカーリーグ 第1節 vs尚美学園大学

この試合の戦評

関東リーグ第1節。対する相手は尚美学園大学。今シーズンが始動して初の公式戦となるこの試合、内容はもちろんだが結果にも拘り試合に臨む。

前半はア女ボールでキックオフ。相手は勢いよく前線からプレスをかけにくる。さらに、前半は風下の中での試合だったため、はじめは簡単に前にロングボールなどを蹴り、大きなプレーをすることをチーム全体で心がける。試合序盤は大きなプレーをして相手にチャンスを作らせないことができた。しかし、試合中盤にかけて落ち着いて回せる状況があったが、試合序盤のように大きく前線に蹴ってしまう場面が幾度かみられ、なかなか主導権を確実に握ることができない。その中でも34分、10村上からのスルーパスに反応した34廣澤がシュートを放つ。相手DFのクリアがそのままゴールに入りオウンゴール。この先制点で攻撃に勢いがついたア女。4分後の38分には、10村上が左サイドからクロスを上げ12並木がシュートを放つ。相手にシュートをブロックされるもののそのこぼれ球を34廣澤が押し込みゴール。2-0とする。さらに2分後の40分、3中田からのアーリークロスに反応した34廣澤がワンタッチで抜け出し、シュートを放ち得点。3-0と相手を突き放す。しかし43分、ア女はバックパスを失敗し相手にボールを奪われ、そのままロングシュートを打たれ失点。3-1となる。そのまま3-1で前半終了。

HTには、よりサイドを有効活用することを確認し後半に臨む。後半は、前半ほど相手の勢いもなくなり、ア女ペースで試合が進む。幾度も相手陣地へ侵入しシュートを狙うがなかなか得点を追加することができない。66分、17阪本→11松本、9山田→36ブラフの交代を行い、さらなる追加点を狙う。すると75分、12並木からのスルーパスに反応した34廣澤が、冷静に相手GKをかわしゴール。4-1とする。34廣澤はこの得点でハットトリックを達成する。さらに77分には、10村上がドリブルで持ち上がり、ゴール前に走り込む34廣澤にパス。そのままダイレクトで強烈なシュートを放ち得点し、5-1とする。81分には、12並木→14田中、34廣澤→18荻原、86分には5源関→37吉野の交代を行う。フレッシュな選手を投入して攻撃に勢いをつけて相手ゴールに迫るが、得点は奪えず試合はそのまま5-1で終了。

今シーズン初となる公式戦を、大量得点で白星スタートすることができた一方で、自陣でのミスから失点してしまった。関東リーグは、得失点差が順位に大きく関係する。得点を多く挙げることはもちろんだが、失点を最少に抑えることも意識し、次節も勝利できるようまた一週間で良い準備をしていきたい。

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