2020年 第34回関東大学女子サッカーリーグ 第2節 vs武蔵丘短期大学

この試合の戦評

第34回関東大学女子サッカーリーグ第2節がホームで行われた。対する相手は武蔵丘短期大学。新型コロナウイルスの影響で第1節が延期となったため、この試合がア女の関カレ初戦となった。新型コロナウイルス感染症対策を万全にした中でも全員が一丸となり試合に臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。序盤からルーズボールを確実にマイボールにし、落ち着いてボールを回していくア女。引いて守ってくる相手に対し、どのように攻め、ゴールを決めるのか試行錯誤する。裏を狙った動き出し、サイドからの崩し、中央でショートパスを繋ぐなど多彩な攻撃を仕掛けゴールに迫るが、相手の堅い守備で得点には一歩及ばない。細かなミスでボールを奪われ、相手にカウンター狙いのボールを蹴られるが、CBを中心に安定した守りで冷静に対処する。11分には、14加藤から7高橋への正確な縦パスから攻撃のスイッチが入る。7高橋から5阪本へサイドにパス。5阪本のワンタッチでのクロスに10村上が詰めるも、相手の素早い戻りにゴールを阻まれる。19分には、25後藤が前のスペースに運び出しミドルシュートを放つも、相手キーパーにキャッチされる。その後も幾度もゴールを狙うが、得点には至らない。相手の粘り強い守備にシュートを決め切ることはできず、0-0のまま前半終了。

HTには、点を取るためにボールのタッチ数や動かし方をチームで共有し、点を取られないように今一度気持ちを引き締め、後半に臨んだ。また、5阪本→6並木の交代を行う。後半もア女がボールを支配する。50分には11松本のサイドの仕掛けからCKを奪う。10村上からゴール前に絶妙なパスが蹴られるも、ゴールに押し込み切れずに相手にクリアされる。その3分後にもCKを獲得する。10村上から同様に絶妙なパスがくるも、あと一歩で決め切ることができない。55分には、14加藤の正確なパスに4船木が頭で合わせるも、バーに阻まれる。こぼれ玉を拾った14加藤がもう一度ゴールを狙うが、それも惜しくも枠を外れる。その後もテンポよくボールを回し、ゴールの機会を窺う。すると59分、遂に試合が動く。相手にクリアされたボールを10村上がダイレクトでもう一度ゴール前に放り込む。そのボールに4船木が頭で反応し、浮いたボールを14加藤が収める。そのまま流れたボールを4船木がループシュートで合わせる。高く浮いたボールに相手キーパーの手はギリギリ届かず、ネットを揺らした。これで1-0となる。リードするも攻撃の手を緩めずに、ゴールを狙い続ける。83分にはサイドで4船木が倒されFKを得る。こぼれ玉を4船木が合わせてシュートを決めるが、その前のファウルで無効となる。91分、9廣澤→17真田、11松本→27三谷の交代を行い、さらに勢いづける。しかし最後まで攻め続けるがゴールは決まらず1-0で試合終了となる。

完全に引いて守ってくる相手に対して得点を奪うのが難しい試合であったが、無事勝ち切ることができた。練習で積み上げてきたことをチャレンジし、チーム全体がレベルアップするのことのできた試合となった。その中で出た課題もしっかり見つめ、4日後に控えたアウェイでの公式戦に向けて万全の状態を作っていきたい。

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