2020年 第34回関東大学女子サッカーリーグ 第3節 vs筑波大学

この試合の戦評

第34回関東大学女子サッカーリーグ第3節が行われた。対する相手は筑波大学。今年度初のアウェイ戦となったが、各自が万全の準備で試合を迎え、全員の気持ちを一つに、結果に拘り臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。試合開始序盤、勢いよく前に来る相手に対して、ア女はそれを跳ね返すように大きくシンプルなプレーでリズムを作っていく。また、守備ではコンパクトな陣形を保ち、前線からハイプレスをかけ簡単に良いボールを蹴らせない。それに対して相手はサイドを狙い目にした攻撃を仕掛け、ア女のゴールに迫ってくる。それに対し、DFラインを中心に、粘り強い守備で簡単に前進させない。時間が経つにつれ、徐々にア女がボールを支配し始める。6分には、15黒柳がファーストシュートを放ち、ア女ペースを掴んでいく。センターバックやボランチを中心としたボール回しで相手を揺さぶり、スペースが空いた逆サイドからの攻撃で幾度もチャンスを作る。時には、サイドバックがディフェンスラインから長い距離をオーバーラップしクロスを上げるが、惜しくも得点には至らない。相手を押し込んだ展開の中、前半ラストプレーで相手にコーナーキックを与えてしまう。するとコーナーキックでこぼれたボールを相手に押し込まれ失点。0-1で前半は終了。

HTには、遠目からシュートを打つ意識を持つことや攻撃時の狙いの共有、守備では集中を切らさないこと、相手に自由を与えないように前からの早いプレスをより意識することを確認し後半に臨む。また、27三谷→11松本の交代を行う。
後半も相手は自陣に下がり、ゴール前を固める守備を敷いてくる。それでも51分、チャンスが生まれる。4船木のスローインを7髙橋が納め、パスを受けた11松本が縦に突破し低くて早いクロスをあげる。惜しくもボールがそのままゴール前を通り抜け、ネットを揺らすことはできない。守備では前半と同様、前から連動したハイプレスをかけ、相手の自由を奪っていく。62分、6並木→9廣澤の交代を行う。4-4-2のシステムに変更し、より前線に厚みをかける。さらに69分には、5阪本→10村上の交代を行う。その後も、ボールを保持しながらテンポ良くボールを動かしていく。すると77分、10村上からボールを受けた11松本が、中に切り返し左足でクロスを上げる。これに反応した17真田がシュートを放つが、惜しくもキーパーにセーブされる。その後、83分に15黒柳→14加藤の交代を行う。試合終盤、パワープレーとサイドからのクロスでゴールを狙いにいくが、ゴール前の相手の厚い守備をなかなか崩すことができない。また89分には、7髙橋→22吉野の交代を行い、最後まで猛攻をしかけるも、0-1で試合終了。

ボールを保持する時間は多かったものの、コーナーキックからの一瞬の隙をつかれ失点し、敗戦となった。悔しい結果となったが、課題が明確になったことはポジティブに捉えたい。再び、練習で課題を修正すると共に、3日後にある皇后杯関東予選に向けてチーム全員で準備していきたい。

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