早稲田 | 0 | 0 – 0 0 – 1 |
1 | 大東文化 |
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得点 | (49分) | |||
警告・退場 | ||||
3 | シュート | 3 | ||
7 | GK | 5 | ||
4 | CK | 2 | ||
7 | 直接FK | 9 | ||
2 | 間接FK | 0 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 21 | 近澤 澪菜 |
DF | 3 | 佐々木 呼子 |
DF | 4 | 船木 和夏 |
DF | 25 | 後藤 若葉 |
DF | 29 | 堀内 璃子 |
MF | 5 | 阪本 未周 |
MF | 6 | 並木 千夏 |
MF | 8 | 蔵田 あかり |
MF | 10 | 村上 真帆 |
FW | 7 | 高橋 雛 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 川端 涼朱 |
DF | 13 | 桝田 花蓮 |
DF | 20 | ブラフ シャーン |
DF | 28 | 浦部 美月 |
MF | 2 | 冨田 実侑 |
MF | 11 | 松本 茉奈加 |
MF | 14 | 加藤 希 |
MF | 26 | 笠原 綺乃 |
FW | 12 | 荻原 優花 |
分 | OUT | IN |
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57 | 蔵田 あかり | 松本 茉奈加 |
68 | 廣澤 真穂 | 加藤 希 |
この試合の戦評
第29回全日本女子サッカー選手権大会2回戦が兵庫県にある三木防災公園陸上競技場で行われた。対する相手は大東文化大学。前大会準優勝の悔しさを晴らすべく、絶対に負けられないこの初戦。コロナ禍により無観客試合かつ、遠征メンバーも限られた中ではあるが、ア女に関わる全ての方の想いを胸に、チーム一丸となって臨んだ。
前半は相手ボールでキックオフ。立ち上がりから、相手は細かいパスを繋ぎ、最後はダイレクトで前線にボールを集めてゴールを狙う。対するア女は、まずは相手の背後をチームの狙い目として定め、体現していく。開始10分には、4船木の積極的な攻撃参加からコーナーキックを獲得するも、得点には至らない。徐々にア女がボールを保持する時間が増えていく。しかし16分、相手にフリーキックを与えてしまう。こぼれ球を押し込まれそうになるも、25後藤の体を張った守備で一難を去る。その後、相手の守備の穴を探りながらビルドアップを試みるア女だか、安易なパスミスによりなかなか前進することができない。35分、相手にフリーキックを与えてしまうも、ピンチを免れる。39分、5阪本のクロスに9廣澤がヘディングで合わせるも、キーパーに阻まれる。拮抗した試合展開が続く中、前半終盤には、ボールを失いそうになっても、切り替えやセカンドボールに反応することでア女のペースを崩さない。41分、10村上のロングフィードから6並木が抜け出しクロスを上げるも、得点には至らない。0-0のまま前半終了。
HTには、攻撃での狙い目や横並びにならないようバランスをとる意識を共有。また、点を取りにいくためにもう一度全員で気を引き締め試合に臨む。後半はア女ボールでキックオフ。開始直後、9廣澤、7髙橋のコンビネーションからコーナーキックを獲得。こぼれたボールを拾った3佐々木がアーリークロスをあげ、4船木がフリーで反応するもボールに届かずそのまま流れてしまう。48分、相手のコーナーキックからヘディングで合わせられると、ボールはポストに当たり、それを押し込まれ失点。0-1となる。その後、落ち着いてボールを動かし、チャンスを多く作っていく。55分、6並木が上げたクロスのこぼれに5阪本がシュートを放つも、バーを越える。53分、相手にボールを奪われ放たれたシュートはバーを越え、追加点を許さない。57分、8蔵田→11松本、67分、9廣澤→14加藤の交代を行い、更に攻撃に勢いをつけ得点を奪いにいく。相手陣地での攻撃が続く中、72分、中央でのテンポの良い崩しから、最後はサイドからクロスが上がるも、触ることができない。92分、最後のチャンスが生まれる。クロスボールに対し、5阪本が逸らし反応した14加藤の放ったシュートは、相手キーパーに阻まれネットを揺らすことができない。終了の笛が鳴るまで、果敢にゴールを目指し続けたア女だったが、反撃むなしく0-1で試合終了。
今シーズンの集大成であるインカレ。目標であった優勝に向け、この一年積み重ねてきたはずだったが、無情にも2回戦敗退となった。”頂”を合言葉に、互いに高め合い、時にはぶつかり合いながらもここまで歩んできた日々を思うと、到底受け入れ難い現実を突きつけられた結果となった。コロナ禍で変則的なシーズンになってしまったが、様々な方のご尽力により本大会が開催されたこと、ア女を応援してくださる方々のご支援のもと、大会に参加できたことに感謝したい。結果で恩返しをすることは叶わなかったが、また新たな舞台でア女のサッカーを楽しんでもらえるよう、これからも精進していきたい。