2015年 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 準決勝 vs大東文化大学

この試合の戦評

皇后杯予選準決勝、相手は大東文化大学。関東大学リーグでは2部に所属しているものの、1・2回戦で関東リーグ1部のチームを倒し勝ち上がってきただけに決して侮ることのできない相手である。中日の無い中でどれだけ質、量共に落とさず戦えるかが重要なポイントとなる。

前半4分、ペナルティエリア右で中村から正野と繋ぎ最後は高木がシュートを放つも枠外。さらに前半10分正野がミドルシュートを放つもこれも枠外。出だしから攻めの姿勢で行く早稲田に対し相手は粘り強い対応を繰り返しなかなかゴールに結びつかない。
攻める早稲田、守る大東文化の構図は変わらないものの隙を見てカウンターを仕掛けシュートまで持ち込んでくる徹底した戦いぶりにペースを乱される前半終了間際、ペナルティ外から高木がシュートを放つも惜しくも左バーをかすめ枠外。0-0で前半終了。

ハーフタイムに山田から河野へとFWを交代し点を奪いにかかる。
後半9分松川のCKを三浦が頭で合わせるもののサイドネットにかかり惜しくも得点ならず。また、後半15分には左サイドに流れボールを受けた河野の速いクロスをゴール前でフリーの中村が合わせるもののクロスバーを越え得点ならず。後半22分中村から山本へ変えゲームに変化を加える。後半32分やっとこの時が訪れた。ペナルティエリア右で正野がパスを受け放ったシュートは1度はGKに弾かれるものの、河野がこぼれ球を押し込み先制。33分には正野から山本と繋ぎラストパスを受けた熊谷が1人を振りほどきシュート。ゴール右に突き刺ささる。その6分後、後半39分右サイド正野のクロスを河野が胸トラップから冷静にボレーシュートを決め3-0。遠かった先制点から立て続けに得点を重ね試合を決定づけた。

本日の結果により明日の決勝へと駒を進めた早稲田だが、2012年に優勝して以来負けの続く大会なだけに明日の決勝は是が非でも勝利し関東第1代表として本戦に進みたい。
3連戦最終日。心身ともに疲労の溜まる日程であるが、相手も同じ状況であることを考えると言い訳にならない。メンバー、ベンチ外含めチーム一丸となって今季初タイトルを奪いにいく。

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