2015年 第29回関東大学女子サッカーリーグ 1部 第8節 vs順天堂大学

この試合の戦評

関東女子大学リーグ第8節。相手は今季1部に昇格した順天堂大学。
対戦機会が少ない相手ではあるが、暫定で6位とインカレ出場権内に位置するため侮れない相手であった。
また今節は2015年度最後のホーム戦であり、4年生にとってはラストホームゲームであった。

試合は立ち上がりは落ち着かない時間が続くが、次第に落ち着き早稲田が主導権を握る時間帯が続く。
しかし、バイタルエリアを固める相手の守備網をなかなか崩すことが出来ない。前半26分大島からのアーリークロスを山本が合わせるも枠外。
前半33分には川原がドリブルで持ち込みシュートを放つもGK正面。前節同様、ゴール前での迫力に欠け得点を奪いきれない。0-0で試合を折り返す。

「得点を奪うこと、ダイレクトを使おう」
悪くない内容なだけに得点で波に乗りたい早稲田は前半のメンバーで後半に臨んだ。
後半、右SB大島・右SH正野で崩す時間帯が続くもののフィニッシュに持ち込めない。リズムを変えたい早稲田は後半20分中村→安部と代える。
後半22分、左SB渡部が中に切れ込みシュートを放つものの惜しくも枠外。後半24分には渡部のクロスを山本がトラップで相手をかわしシュートを放つもののGKに阻まれる。しかしその2分後待望の先制点が生まれる。後半26分安部の左CKに三浦が合わせ先制。
欲しかった先制点で勢いづいた早稲田は後半36分正野シュートのこぼれ球を河野が詰め追加点…と思いきやオフサイドの判定。
残り10分。このまま試合が終わるかと思いきや後半41分、自陣ペナルティエリア付近でハンドを取られ、相手に与えたFKのこぼれ球を押し込まれ失点。残り時間反撃に出るが無情にも試合終了のホイッスル。痛い引き分けとなった。

首位日体との勝ち点差は今節の引き分けで3に広がり、得失点差は1差である。最終節日体戦に全てをかける。チームのために、自分のために、”王座奪還”するために。
1年前、同大会の最終節で日体に敗れ優勝を逃した。その時の東伏見グラウンドでの光景を思い出し、今年は敵地で優勝を決める。
ただ勝利のために、全てをかけて。

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