2016年 第30回関東大学女子サッカーリーグ 第7節 vs武蔵ヶ丘短期大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ第7節。次なる相手は武蔵丘短期大学。関東女子サッカーリーグでは昨シーズン2部に降格した武蔵丘短期大学。そのため関カレでの対戦が今シーズン初の対戦となった。関カレでは現在ア女に次いで3位と好調をキープ。ア女にとっては確実に勝利を収め下位チームを突き放したい、そんな極めて重要な一戦であった。

ア女のキックオフで始まった試合は序盤からア女が主導権を握る。前半11分、7河野の縦パスを受けた10中村が左足を振り抜きゴール。相手GKが一歩も動けない程のスーパーシュートが決まり1-0とする。このまま波に乗りたいア女だったが前半16分、自陣ゴール前でのパスをカットされそのまま16木付と1対1。上手くゴールに流し込まれ失点。致命的なミスから同点に追いつかれてしまう。失点してから歯車が狂いはじめ、焦りからパスミスが目立つようになる。徐々に相手にペースを奪われ、前半でリードを奪い返したい場面で苦しい時間帯が続く。幾度かテンポ良く相手DFを崩すシーンがあったもののなかなかゴールまで行くことができず、一進一退の攻防が続く中、前半を1-1で折り返す。

ハーフタイムには、自分たちのミスを減らすことやサイド攻撃を増やすことを再確認し、さらに22熊谷汐→26大井の交代を行い後半に臨んだ。
前半の安易なミスからペースを崩しつつあったため、なんとか立て直そうとするが思うようにペースを掴むことができない。その雰囲気のまま迎えた後半21分、相手に中央をドリブル突破され、失点。1-2とリードを許してしまう。ところが後半23分、こぼれ球に反応した7河野がドリブルし、シュートを放つ。ボールは勢いよくネットに突き刺さり、ゴール。失点してすぐに同点とする。また同時刻には7河野→28山田仁の交代を行なった。この勢いに乗って逆転を目指すが、後半30分、相手に豪快なループシュートを決められ失点。またもや2-3とリードされてしまう。しかしこのままでは終われないア女。後半33分、左サイドを抜け出した26大井が左足を振り抜きゴール。執念で同点に追いつく。また同時刻に8中井→31高瀬の交代を行なった。勝ち点3を獲得したいア女は、その後パワープレーをするも相手DFに阻まれ得点できない。そして3-3のまま試合終了。

大事な一戦で勝ちきることが出来ず、課題が多く残る試合となった。しかし、関カレ優勝にむけて可能性はまだある。課題や反省点を見つめ直し、気持ちをもう一度入れ直し、次節に向けまたしっかりと準備をしていきたい。

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