2019年 第33回関東大学女子サッカーリーグ 第2節 vs東京国際大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ第2節。対する相手は東京国際大学。開幕戦を引き分け、なんとしてでも勝利が欲しいア女。結果にも内容にも拘り、チーム一丸となって臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。相手は前線からプレスをかけ、ボールサイドでコンパクトな守備を行う。それに対しア女は、ボールを持ちながらも、サイドを変えることができず思うように攻めることが出来ない。7分には、11松本がドリブルでの中央突破からシュートを放つも、キーパーに阻まれる。また、13分には9山田のスルーパスから17阪本がPA内に進入するもシュートを放つことは出来ない。守備では、シンプルにロングボールを放り込んでくる相手に対し、CBを中心に落ち着いた対応を見せるア女。互いに決定機までは持ち込めず、停滞した時間が続く。25分には、10村上の裏へのパスに11松本が抜け出し、クロスを上げCKを獲得するも、得点には至らない。その後、ボールを支配するも効果的なビルドアップができず、シュートで終わることができない。すると35分、裏への抜け出しを許しキーパーとの1対1に持ち込まれるも、シュートは枠を外れ事なきを得る。前半終了間際には、36ブラフのクロスを9山田が頭で合わせるも、枠を外れる。得点を奪えないまま、前半は0-0で終了。

HTには、中へ急がず、サイドから攻めることや、中盤の空いたスペースを使うことなどを確認。また、流れを変えるべく17阪本→13蔵田、36ブラフ→2富田の交代を行う。後半は、交代で入った選手が持ち味を発揮し、攻撃を活性化させる。一方で、守備ではDFラインのずれを改善しきれず、攻め込まれる場面も見られた。53分には、左サイドを抜け出した13蔵田がクロスを上げ、こぼれ球を2富田がシュート。枠を外すも、徐々にサイド攻撃からチャンスを生み出すア女。64分には、右サイドを11松本がドリブルで仕掛け、CKを獲得。すると、8高瀬の正確なCKを、ファーでフリーになっていた4小林が頭で決め、先制に成功する。その後は、より一層集中力を高め、球際でも強さを出し相手にペースを掴ませない。72分には、自陣のPA付近でFKを与えてしまうが、枠を外れ得点は与えない。その2分後には、中盤での競り合いから、こぼれ球に13蔵田が抜け出し角度のないところからシュートを放つが、惜しくも枠外。左サイドを中心に攻撃を仕掛けるも、なかなか追加点が奪えないア女。80分には、12並木→14田中の交代を行う。その後も両者拮抗した時間が続く。終了間際の相手の猛攻にも粘り強く守り、最後まで集中を切らさなかったア女。そのまま試合は終了。1-0で関カレ初勝利を収めた。

思うように試合を進められず、得点も1点に留まる苦しい試合となったが、なんとか勝ち点3を手に入れた。無失点ではあったものの、チャレンジアンドカバーや、ビルドアップなど課題は多く残った。次節まで少ない日数ではあるが、チーム全体で課題に取り組み、連勝できるよう良い準備をしていきたい。

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